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おおた人工関節センター

慶仁会城山病院 おおた人工関節センター 疼痛の緩和 専門性の高い治療 的確なリハビリ 健康寿命の延伸


城山病院は、関節の痛みに特化して専門的な人工関節治療を行う「おおた人工関節センター」を令和6年
10月1日に開設します。
当院では、開院以来、股関節・ひざ関節を中心に関節の痛みに苦しむ患者さんの治療に長年携わり、これまでに数多くの人工関節置換術による治療を行ってきました。昨今の高齢化社会に伴い、太田市を含むこの東毛エリアでも今後高齢化率が進行していくことが予想され、その中でいかにして「健康寿命」を伸ばすかが重要になっています。健康寿命を短くする原因として「関節痛」があり、痛みが緩和すれば元気に生活することができ、健康寿命の延伸につながります。股関節やひざ関節の痛みで日常生活を送るのが困難な患者さんにおいて、人工関節置換術は関節の痛みを和らげ、失われた活動性を回復させ、生活の質を向上させることができる大変有効な治療法です。このたび、地域のニーズにお応えするため、また、関節痛に困っている多くの患者さんをサポートするため、「おおた人工関節センター」を新たに開設しました。お薬・注射・リハビリテーションなどの保存的治療ではよくならない関節痛の患者さんに、よりよい医療を提供することを目指し、患者さんが痛みから解放されて快適な日常生活が送れるよう、私たちが手助けできればと考えています。

人工関節置換術とは

変形性関節症、関節リウマチの治療で行われる手術方法です。関節を動かしたときの痛み、脚の長さの違い、O脚などを手術により治すことができます。痛みの原因となっている関節の表面を取り除いて、人工の関節に置き換える手術です。⼈⼯関節は、主にチタンなどの⾦属やセラミック、ポリエチレンなどでできています。人工関節置換術は、他の治療法と比べると「痛みを緩和させる」効果が大きいのが特徴です。

人工股関節置換術

変形性股関節症、関節リウマチ、大腿骨骨頭壊死などにより関節が摩耗し変形してしまった股関節に対して、人工股関節全置換術(THA)を行っています。当センターでは、筋肉を切開せずに筋肉と筋肉の間からアプローチして筋肉へのダメージを最小限にするような、身体に負担の少ない手術方法で行っています。手術切開創は約8㎝と非常に小さく、筋肉・腱や靱帯を切らずに手術を行うことが可能です。このアプローチのメリットとして、手術時間の短縮、出血量の軽減、術後の脱臼率の低下が挙げられます。手術中に人工関節の設置位置の確認や脚長差の調整を行うことができ、より正確な手術が可能です。
手術にかかる時間は、1〜1時間半程度です。術後の痛みは少なく、翌日から歩行器を使って歩くこともできますし、早ければ1週間程度で階段の登り降りもできるようなります。入院期間は、早い患者さんでは2週間程度、ご高齢の方などで手術前に痛みが強くてあまり動けていなかった患者さんでは3~4週間程度となることが多いです。
退院後の生活については、特に大きな制限はありません。普通に生活をしていただき、スポーツをしてもらうことも可能です。

人工膝関節置換術

変形性ひざ関節症、関節リウマチ、特発性大腿骨骨壊死などにより変形してしまったひざ関節に対して、人工膝関節置換術(TKA/UKA)を行っています。患者さんそれぞれにあった靱帯などの軟部組織のバランス、人工関節のサイズを手術中に確認し、正確性の向上に努めています。当センターでは、ひざをできるだけ元の状態に戻すことをめざしており、生体のひざに近いデザインの人工関節を採用しています。日本人のひざに合ったサイズバリエーションがあること、日本人には正座などひざを深く曲げる習慣があることなどから、当センターでは国産の人工関節を主に使用しています。
入院期間は、早い患者さんでは2週間程度、ご高齢の方などで手術前に痛みが強くてあまり動けていなかった患者さんでは3~4週間程度となることが多いです。
術後は、コンタクトスポーツは避けていただきますが、それ以外のスポーツの制限はなく、ゴルフやテニス、卓球やバドミントンなどを楽しんでいる患者さんもたくさんいます。また、手術を受けて終わりではなく、半年程度はしっかりリハビリテーションに取り組むことが、機能回復に大切となります。

人工肩関節置換術

変形性肩関節症、関節リウマチ、上腕骨近位端骨折や肩の脱臼骨折などにより、変形してしまった肩関節に対して、人工肩関節置換術が行われます。当センターでは、李 相亮整形外科部長が上腕骨近位端骨折を受傷した患者さんに対するリバース型人工肩関節置換術(RSA)の施行資格を取得しています。RSAとは2014年に日本に導⼊された画期的な人工肩関節置換術⼿術法ですが、実施するには学会の定める厳格な基準を満たす必要があります。
上腕骨近位部(肩の骨)が骨折してバラバラになってしまった患者さんが本RSAの対象となり、安定した手術成績が得られるのが特徴です。

人工肘関節全置換術

変形性肘関節症、関節リウマチなどにより、変形してしまった肘関節に対して、人工肘関節置換術(TEA)を行っています。上腕骨遠位部での骨折(顆上骨折)に対しても、積極的にTEAを行っています。TEAを行う病院は群馬県内でも限られていますが、当センターでは、日本肘関節学会代議員であり、経験豊富な肘・手関節外科の専門の川崎教授(昭和大学横浜市北部病院整形外科・副院長)が本手術を行っています。

おおた人工関節センターの特徴

変形性関節症などにより関節痛に苦しんでいる患者さんは、昨今の高齢化に伴い年々増加しております。関節軟骨は再生する能力が非常に低いため、一度損傷を受けたり、すり減ったりしてしまうと、なかなか修復されません。当センターでは、関節の変形や痛みに対する保存的治療(服薬・注射・リハビリテーションなど)では効果がなく、関節の痛みに苦しむ患者さんに対して、積極的に人工関節置換術を行っております。



私たちは、患者さん一人一人のニーズに細かく応え、地域に根ざした質の高い医療を提供することを目標としています。患者さんの声に耳を傾け、大きな病院では提供することができない、患者さんに寄り添った医療を提供し、一日も早く痛みから解放されて、日常生活に復帰いただけるよう努めてまいります。



当センターでは、股関節、膝関節、肘・手関節を専門とする経験豊富な医師が手術を担当し、大学病院と同じレベルの手術治療ができるよう努めています。入院から手術、退院までの期間が比較的短いことが特徴です。大学病院や大きな病院では、検査や入院、手術まで数ヵ月待つようなこともありますが、当院では必要であれば翌週に手術をするなど、フレキシブルかつスピーディーに対応できる体制を整えています。



手術後にしっかりした関節機能を再び得るためには、手術を行う医師の技術だけではなく、看護師の介助・看護も重要であり、術前・術後のリハビリテーションを担当する理学療法士による運動療法も大変重要となります。



当センターでは、関節痛に苦しむ患者さんに対して、以下の理念をもとに、患者さんに寄り添った治療にあたることをお約束します。

最新の医療技術・医療機器を地域医療に活用・還元する

体に最も負担の少ない手術手技を選択する

リハビリテーションを最重視する

学術的研究を常に行い、リサーチマインドを持って治療にあたる

人工関節手術の流れ

人工股関節置換術・人工膝関節置換術の場合

  1. 股関節外来(木曜午前)もしくは膝・スポーツ外来(火曜午前午後・木曜午前)受診にて手術の相談をしていただき、手術の日程を決めます。外来にて、術前検査を行います。
  2. 原則、手術日前日午後に入院となります。
  3. 原則、全身麻酔で手術を行います(ご希望する場合は、脊椎麻酔(半身麻酔)で行うことも可能です)。手術時間は麻酔の時間を合わせて、計1時間半弱です。
  4. 手術翌日よりリハビリを開始します。翌日より、車いすや歩行器での移動が可能です。自分で歩いてトイレに行ける方もおられます。
  5. 術後1週間以内に杖歩行を開始、階段などのリハビリも行います。
  6. 術後2週間で傷口が問題ないようでしたら退院可能です。最近では術後数日から1週間以内に退院を促される医療機関も多いとですが、ご高齢の患者さんが多い手術ですので当センターではご本人が納得されるまで入院してリハビリをしていただいております。平均入院期間は術後2~4週間です。
  7. 退院後は週に1~2回の通院リハビリテーションを行います。遠方の方、通院困難な方は近隣のクリニックなどでリハビリテーションを継続していただきます。

人工関節の手術はリハビリテーションが何より大切になります。手術後も積極的にリハビリテーションを頑張っていただくことで、長く使えるよい関節になります。理学療法士の先生と一緒にリハビリテーションを頑張りましょう。

みなさまからのご質問

手術をすると歩けなくなりませんか?
手術の前に歩けていた方が術後に歩けなくなったことは、当センターではありません。しっかりとリハビリをしていただくことで術前よりも、生活の質が改善し、ひいては健康寿命が延伸すると考えております。
寝たきりの期間はどれくらいありますか?
ありません。手術翌日よりリハビリが始まります。現代では手術後に寝たきりの期間を可能な限り短くすることが重要と考えられており、当センターでも早期に動いていただけるよう、看護師・リハビリスタッフがお手伝いいたします。
費用はどれくらいかかりますか?
人工関節手術は保険適応の手術です。また、高額療養費制度を活用していただくことで自己負担額はかなり抑えられます。具体的な金額は個人の年齢、収入によって異なりますので、当センターまでご相談ください。

詳しくは、以下のサイトを参照ください。
https://motto-kansetsu.com/money/index.html
入院期間はどれくらいですか?
片側の関節の手術の方で約2~4週間、両方の関節の手術の方で約4~5週間が目安となります。人工関節手術の結果を決めるのはリハビリです。しっかりとリハビリが出来る環境が当センターでは整っていますので、納得がいくまでリハビリをしていただいてからのご帰宅をお勧めしています。短期入院をご希望の方はご相談ください。
人工関節手術後にスポーツは出来ますか?
多くの方々が人工関節後にスポーツを楽しまれています。山登りやゴルフ、テニス、卓球などをされている方がいらっしゃいます。自転車に乗ることも出来ます。一方で、人と体をぶつけるようなコンタクトスポーツはお勧めしていません。
人工関節の耐久性はどれくらいありますか?
約15年~20年程度と言われています。材料・材質や加工技術、手術手技の進歩により、耐用年数は伸びています。

実績

当センターでは、股関節痛・ひざ関節痛に苦しむ患者さんに対して、人工股関節全置換術および人工膝関節置換術による治療に特に力を入れています。
2023年9月より、岡本センター長が、2023年4月より入内島 副センター長が赴任し、当院での人工関節置換術の手術数が増加しています。大学病院、都立病院などでこれまでに1500関節以上の人工関節手術に携わってきた経験豊富な医師が手術を担当します。


関節痛に苦しんでいる方、悩まれている方へ

他の医療機関で治療を受けて痛みが改善していない方や、リハビリや注射を行っても痛みが改善しない方、変形が強く手術以外の方法が効果的でない方には手術をお勧めします。股関節、ひざ関節をはじめ、肘や肩関節の痛みや変形でお困りの方は、お気軽に当センターへご相談ください。

0276-46-0311(代表)

担当医紹介

センター長

岡本 怜士

おかもと さとし

整形外科 副部長
おおた人工関節
センター長

岡本医師

出身大学

平成23年 愛知医科大学医学部卒業

資格

  • 日本整形外科学会 整形外科専門医

専門分野

股関節外科

副センター長

入内島 崇紀

いりうちしま たかのり

おおた人工関節センター・副センター長

出身大学

平成14年 群馬大学医学部卒業

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本大学機能形態学 兼任講師
  • 日本膝関節学会評議員
  • 日本人工関節学会評議員
  • 日本スポーツ整形外科学会 代議員
  • 日本臨床バイオメカニクス学会評議員・編集委員
  • 関東膝を語る会 世話人

専門分野

膝関節治療、人工膝関節手術、関節鏡手術(前十字靱帯再建術、半月板手術)

整形外科部長

李 相亮

り そうりょう

副院長 兼
整形外科部長
高齢者骨折治療
センター長

李医師

出身大学

平成12年 神戸大学医学部卒業

資格

  • 医学博士
  • 昭和医大整形外科兼任講師
  • 日本整形外科学会整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
  • 日本再生医療学会再生医療認定医
  • 日本骨粗鬆症学会認定医
  • 日本骨粗鬆症学会評議員
  • 日本整形外傷学会評議員・編集委員
  • AO Trauma上級会員
  • ロコモアドバイスドクター
  • FIOTA (Fellow of International Orthopaedic Trauma Association)
  • Orthopaedic Trauma Association, International member
  • Journal of Orthopaedic Science, editorial board member

専門分野

外傷、難治骨折、骨粗鬆症

川崎 恵吉

かわさき けいきち

昭和大学横浜市北部病院 副院長・整形外科 教授

出身大学

平成3年 昭和大学医学部卒業

資格

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会 整形外科専門医
  • 日本手外科学会認定手外科専門医
  • 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
  • 日本手外科学会 理事
  • 日本手外科学会 代議員
  • 日本整形外科学会 代議員
  • 日本整形外傷学会 評議員
  • 日本肘関節学会 評議員

専門分野

手外科、マイクロサージェリー、
肘関節外科

おおた人工関節センターからのお知らせ

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